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脊椎疾患の治療

                                                         

脊椎は、背骨を構成する骨のことです。

上から頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙椎(5個)が一つになり仙骨、最下部の尾椎(3~5個)から構成されています。(図参照)

脊椎と脊椎の間には椎間板というクッションの役割をする特殊な軟骨があります。脊椎骨と椎間板が積み重なりあうことで可動性が増し、体が前屈したり後屈したり、横にしなったり、回旋ができるわけです。

背骨の形状で大きな特徴が、一つひとつの脊椎に空いた穴が積み重なり脊柱管と呼ばれる長いトンネルを形成しています。その中に脊髄、馬尾、神経根などの大切な神経がおさまっています。(図参照)

脊椎疾患は、椎骨や脊柱管、脊髄や神経のトラブルで発症します。

(図:標準整形外科第9版、医学書院より引用)

 

椎間板ヘルニア

ヘルニアとは、体内の臓器などが本来あるべき場所から脱出した状態を言います。一般的に多いヘルニアは、鼠径ヘルニア(脱腸)、臍ヘルニア(でべそ)、椎間板ヘルニアなどがあります。

椎間板ヘルニアで頻発するところは、腰椎と頸椎です。椎骨と椎骨のクッションの役割を果たしている椎間板には、髄液というゲル状のクッション材があります。加齢やスポーツなどの一定動作の反復、不良姿勢による力学的ストレスで椎間板の劣化、損傷がおこり髄液が漏れ出て、神経を圧迫し、痛みやしびれを発症する疾患です。

治療法は、保存療法として鎮痛剤、物理療法(牽引器、低周波治療、温熱療法など)、運動療法や、神経ブロックにより痛みを取り除く治療が一般的です。保存療法で症状が改善しない場合は、外科的治療が検討され、内視鏡やレーザーによる手術治療が行われます。(Image 腰椎椎間板ヘルニアの診断 | 岐阜新聞Web (gifu-np.co.jp))

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